宇都宮工業高校 出前講座 UAV実習
栃木県測量設計業協会 出前講座 概要
1. 講座の目的
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測量や地図作成の基礎知識を広く一般に知ってもらう
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UAV(ドローン)など最新技術への理解を深めてもらう
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防災・減災や地域貢献としてのボランティア活動を紹介し、地域と業界のつながりを強める
2. 講座構成例
【第1部】測量概論(約30分)
内容:
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測量とは何か?(定義・目的)
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測量の種類と用途
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基準点測量、地形測量、路線測量、用地測量など
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測量の歴史と進化(江戸時代からGNSS・ドローンまで)
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測量成果の活用例(地図、防災、インフラ整備など)
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使用機材(例):
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トータルステーション、GNSS受信機、レベル機などの展示または写真
【第2部】UAV(ドローン)実習(約45~60分)
内容:
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UAV(無人航空機)の基本構造と種類
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UAVを使った測量の流れ(撮影・点群生成・3Dモデル作成)
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実際のフライトデモンストレーション(屋外)
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点群データやオルソ画像の紹介
使用機材(例):
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Phantomシリーズなどのドローン
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スマートタブレットやPCによる解析画面
UAV測量のメリット
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短時間で広範囲をカバー
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人が入れない場所でも測量可能
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高精度(標定点やIMUを用いると数cm精度も可能)
◆ 活用例
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土木工事現場の進捗管理
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災害後の被害把握
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農地や森林の管理
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文化財や遺構の3D記録
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暑い中 お疲れ様でした。
4年目になる 出前講座
🌏 測量の未来と新たな挑戦 〜若い力で切り拓く三次元の世界〜
かつて“地図をつくる”ことが測量の主な役割でした。
しかし今、測量は「まちづくり」や「防災」「インフラ管理」「文化財保全」など、あらゆる分野で社会の基盤を支える存在へと進化しています。
その原動力となっているのが 三次元測量(3D計測) です。
ドローンによる空中測量、レーザースキャナ(LiDAR)、GNSSの活用、そしてAIやクラウドとの連携。
これらの新技術により、かつて想像もできなかったスピードと精度で現場の「今」を可視化することが可能となりました。
🌟 若い力がつくる「創造する測量」
これからの測量に求められるのは「正確さ」だけではありません。
創造性(クリエイティビティ) や デジタルスキル を活かした“未来をデザインする力”です。
若い皆さんの柔軟な発想こそが、新たな測量技術を社会に実装し、私たちの暮らしをより安全に、快適にするカギとなります。
✨まとめ
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三次元測量(3D測量):地形・建物・構造物をリアルに再現
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UAV(ドローン)測量:短時間で広範囲を高精度に計測
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地理空間情報×AI:都市管理・災害対応に革命
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若手技術者の育成:学校・地域と連携した人材育成が重要
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未来の測量士像:測るだけでなく創造する力をつくり計画・実施・完成を安心安全に実行できる技術を身につける
やって良かったと思われる測量が理想。